自動車金型大手2社 「政府主導で救済 ~我が国の金型産業衰退へのてこ入れか~」

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■2010年9月例会 「第59回・金型産業未来塾」■

100円ショップの卸売市場/中国「義烏(イーウ)」とは?

 ~40万件の商品を求めて世界のバイヤー1日20万人が集まる~

 携帯電話、電子ゲーム機器、パソコン等々の大量生産は、今や中国大陸で台湾系のEMS企業が引き受けています。

中国が何でも生産できる国として、GDPも世界第2位に躍進してきました。一方の高級機器とは異なりながら、世界のバイヤーが毎日20万人も押し寄せる小商品城(日用雑貨品卸売市場)が、上海から300km離れた浙江省義烏(イーウ)市にあります。ここ義烏(イーウ)市は、世界の小物雑貨製品を受け持つ「製造と市場の街」で、金型供給も中国で広東省に次ぐ、浙江省(ネイ波・温州等)の金型生産基地が控えており、そのバックアップは十分です。

 東京ドーム30個分が収まる140万?の巨大な市場ビルに2万3000社が入居、あらゆる小物雑貨商品が展示・即売しています。1個の商品が10円前後で販売、世界の巨大なマーケットに流れます。その商品はおもちゃ、ぬいぐるみ、生活雑貨、台所用品、文具、靴、時計、傘、手袋、靴下、ネクタイ、タオル、洋服、髪飾り品、アクセサリー、ガラスクリスタル製品、工芸品、プラスチック製品、メガネ、化粧品、家具等々43業種、40万種類商品という驚くべき品揃えです。 今回、同友館から出版された「100均商品ふるさと中国義烏イーウ)ビジネス事情」の著者の一人である?アタックスの杉山友城講師に

(1)巨大小商品城(日用雑貨品卸売市場)の誕生の背景

(2)浙江省義烏(イーウ)市場の全貌

(3)商品の取引数量と価格の衝撃

(4)義烏の製造現場とは

(5)日用雑貨品卸売市場の発展と今後の動向

   <参考>officemei.exblog.jp/12020829/

上記の解説後、同じく著者のお一人である大田区産業振興協会の山田氏と義烏市のホテルに勤めておられた杣野 一氏に加わっていただき、参加者の質疑討論をいたします。

★日 時 平成22年9月30日(木)18時30分~20時30分

★会 場 日本工業大学神田キャンパス(東京都千代田区神田神保町2-5) 

 mot.nit.ac.jp/access.html

★申込はこちらへ ・ www.npo-admf.org/pdf/10.09.miraizyuku.pdf

   ・ info@npo-admf.org  氏名、所属、e-mail

★定 員 40名

★参加費 1000円 会員は無料(当日・入会即無料となり、お得です)

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☆9月30日 金属光沢を中心としたプラスチック加飾技術 技術講演会

☆9月28日 月例会「高付加価値成形品に求められるCAE技術の新展開」

☆9月27日 射出成形の理論・基礎と実際 技術講座

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       ■IDOメールマガジン■<2010.9.21No.065>

  <過去のメールマガジン d.hatena.ne.jp/kappaketsu/archive/

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■★IDOメールマガジン本号目次★■  

   

自動車金型大手2社 政府主導で救済

~我が国の金型産業衰退へのてこ入れか~            

    ☆☆情報ファイル☆☆

      

■1)経済産業省

「科学技術と産業」国際シンポジウム2010

「地球的課題に対する科学技術と産業の役割」

■2)(財)横浜企業経営支援財団

   ベトナムマーケット視察ミッション参加の募集

  

■3)中小機構

  「事業承継フォーラム2010」の開催

■4)新着雑誌

   日刊工業新聞社「型技術」10月号

    <特集>部材軽量化に向けた難成形材の特性と加工技術

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自動車金型大手2社 政府主導で救済

~我が国の金型産業衰退へのてこ入れか~

 平成22年9月17日の日本経済新聞朝刊は、経済産業省のバックアップにより、?企業再生支援機構から80%の出資を受け、我が国の3大自動車金型企業の2位、3位に当たる?富士テクニカが?宮津製作所を事業買収することになったと報じた。

 これまで金型産業は、日本の自動車産業、電気産業等が海外生産にシフトすることにより、我が国の内需の不振や円高による輸出力の厳しさから、国内金型企業への発注の減少に見舞われてきた。その減少分は、リーマンショックにもかかわらずアジア諸国経済の順調な成長を遂げている、中国をはじめ、インド、タイ、インドネシア等々の金型企業が受け皿となり始めてきた。

 特に自動車金型業界は、この間オギハラがタイのサミット社に買収され、そのオギハラの1工場をサミット社が中国のリチュウム電池で有名なBYD社に売りこむという現象が出ていた。

今回の富士テクニカ、宮津製作所の統合について、主役の経済産業省、プロモートする企業再生支援機構、統合する富士テクニカ、宮津製作所の見解等をそれぞれの資料を基に紹介します。

 アジア企業からのM&A 

 経済産業省 

  我が国の金型産業への危機感から動く!

 経済産業省も日本の象徴的ともいわれる世界の3大企業トップのオギハラがアジア企業のM&Aを受けてから、2位、3位の富士テクニカ、宮津製作所への波及も、両社の厳しい経営状況から、「時間の問題」とされてきたことに、いかに歯止めをかけるかが課題となっていた。

 経済産業省は、9月17日に「?富士テクニカと?宮津製作所への?企業再生支援機構による支援決定に対する経済産業省の意見」を公表した。それによると、 1.本日、株式会社富士テクニカと株式会社宮津製作所が、経営統合を前提として、株式会社企業再生支援機構に対し申し込みを行い、支援決定がなされました。

 2.株式会社企業再生支援機構に対して、経済産業省として、以下の意見を提出致しました。

我が国の金型産業は、一昨年の世界同時不況以降の受注量の大幅な減少、アジア諸国の産業の急速な発展等による需要構造の変化など、大きな環境変化に直面している。そのため、日本の金型企業のうち、主要な二企業が経営統合を行うことは、極めて大きな意義を持つものと認識している。我が国が優れている品質・納期管理能力に加え、新興国に勝るコスト競争力を構築し、持続性ある雇用基盤の構築と、着実な再生が進展するよう措置されたい。

 3.経済産業省では、これを契機とし、経営統合後の会社が、我が国を代表する競争力を身につけ、飛躍的に発展することを期待しています。他の金型企業、ひいては他のものづくり企業においても、こうした取組が進み、我が国ものづくりの競争力の向上、さらには、日本経済の成長につながることを期待しています。また、「産業構造ビジョン2010(平成22年6月)」にもあるように、産業再編や事業の棲み分けを後押しするため、規制、資金、人材・雇用面での阻害要因の除去と、起業・転業・事業再生を促す仕組みの強化を進めてまいります。

<参考>URL www.meti.go.jp/press/20100917002/20100917002.html

 ?企業再生支援機構による支援見解

 世界的金型ブランドの継続維持を目指す

  ~富士テクニカ/宮津製作所~

支援決定について

  ・宮津製作所 www.etic-j.co.jp/pdf/100917newsrelease1.pdf

  ・富士テクニカwww.etic-j.co.jp/pdf/100917newsrelease2.pdf

(?)支援の意義

(?)機構の役割

(?)事業再生計画

  1)対象事業者の概要

  2)支援申し込みに至った経緯

  3)事業再生計画の概要

   ? 基本計画

   ? 事業計画

   ? 企業再編等

   ? 金融支援依頼事項

   ? 資金計画

   ? 支援基準適合性

(?)経営責任

(?)株主責任

 ■富士テクニカ

   国際競争力のある国内勢同士の不毛な消耗戦からの脱却

 下記のURLには、同社の経済産業省の支援、企業支援機構の概要等が記されています。

   www.fujitechnica.co.jp/pdf_i/news_release1-20100917.pdf

<補足資料>

  www.fujitechnica.co.jp/pdf_i/news_release2-20100917.pdf

 ■宮津製作所

  下記のURLには、同社の経済産業省の支援、企業支援機構の概要等が記されています。

   www.miyazu.co.jp/kaisya-info-osirase.html

     ☆☆情報ファイル☆☆

■1)経済産業省

  「科学技術と産業」国際シンポジウム2010

  「地球的課題に対する科学技術と産業の役割」

ノーベル賞受賞者を含む世界の有識者を迎え、世界経済の持続的発展に向けて科学技術および産業界が果たすべき役割と課題を探ります。

本テーマにご関心をお持ちの多くの皆様のご参加をお待ちしております。

・日 時:10月6日(水)10:00~17:00

・会 場:三田共用会議所(東京都港区)

・主 催:◆運営事務局:ジェトロ

・テーマ

・講師(予定):

 >ニューイングランド・バイオラボ 科学研究部門最高責任者

  ノーベル生理学・医学賞受賞(1993) リチャード・ロバーツ氏(米国)

>イベロアメリカ 事務局長、前・米州開発銀行総裁

エンリケ・イグレシアス氏(スペイン/ウルグアイ)

 >トタル社 科学開発部門 上席副社長

  ジャン-フランソワ・ミンスター氏(フランス) 他

・参加費:無料

・定 員:340名(先着順)

・問合せ:ジェトロ産業技術課(担当:南澤、紀伊、斎藤)

       TEL:03-3582-7571 FAX:03-3582-7508

       E-mail:sci@jetro.go.jp

<詳細・申込み>⇒ www.jetro.go.jp/events/sci/

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■2)(財)横浜企業経営支援財団

     ベトナムマーケット視察ミッション参加の募集

 (財)横浜企業経営支援財団では、海外ビジネス展開先として注目されるベトナムの視察ミッションを実施します。進出日系企業や商業施設を中心に、ハノイとホーチミンを視察します。参加者を募集しています。

・期 間 11月23日(火・祝)~11月27日(土)

・参加費 119,000円

・申込締切 10月7日(木)

・定 員 15名程度

・詳細  www.ywbc.org/events/vie/100813.html

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■3)中小機構

  「事業承継フォーラム2010」の開催

 中小機構では、トークショーやパネルディスカッションのほか後継者問題、相続問題、事業承継税制など事業承継の悩みに専門家が応えるフォーラムを開催します。

・日  時 10月8日(金)13:00~17:00

・場  所 ニッショーホール(東京都港区)

・参加費 無料

jigyoshokei2010.smrj.go.jp/index.html#outline

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■4)新着雑誌

   日刊工業新聞社「型技術」10月号

    <特集>部材軽量化に向けた難成形材の特性と加工技術

     www.ido21.com/mm/dmt.10.10.pdf