■ 金 型 産 業 情 報 ■
<2017.02.28No.13>
www.ido21.com
■☆金型産業情報 本号目次☆■
産業技術総合研究所
高温下で使用可能なファイバーレス高強度高断熱性材料を開発
-低熱伝導率と高強度を両立、消費電力量を約38%削減-
★☆・・情報ファイル・・☆★
■1) 日本政策金融公庫
中小企業動向トピックス
「全国中小企業動向調査(中小企業編)」
■2)全国銀行協会
盗難通帳、インターネット・バンキング、盗難・偽造キャッシュカードによる
預金等の不正払戻し件数・金額等調査
■3) 日本総合研究所
中国の起業ブームとベンチャーファイナンスの動向
■4)日本塑性加工学会
■5)新着雑誌
・日刊工業新聞社「機械技術」3月号
<特集>JIMTOF2016にみる最新鋭工作機械と加工技術
・日本塑性加工学会「塑性と加工」2月号
<特集>自動車用高強度鋼板と成形技術
・日本工業出版「機械と工具」3月号
<特集>加工を変える新しい切削
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産業技術総合研究所
高温下で使用可能なファイバーレス高強度高断熱性材料を開発
-低熱伝導率と高強度を両立、消費電力量を約38%削減-
NEDOプロジェクトにおいて、未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合(TherMAT)の組
合員である美濃窯業(株)は、産業技術総合研究所と共同で、熱伝導率0.25W/m・K以下で圧
縮強度10MPa以上の特性を持つ、1,450℃まで使用可能なファイバーレス高強度高断熱性材料
を開発しました。
今回開発した断熱材を小型電気炉に施工し、使用電力量を測定したところ、従来の耐火断
熱れんがを施工した場合と比べ消費電力量を約38%削減できることを実証しました。
NEDOプロジェクトにおいて、未利用熱エネルギー革新的活用技術研究組合(TherMAT)の組
合員である美濃窯業(株)は、産業技術総合研究所と共同で、熱伝導率0.25W/m・K以下で圧
縮強度10MPa以上の特性を持つ、1,450℃まで使用可能なファイバーレス高強度高断熱性材料
を開発しました。
今回開発した断熱材を小型電気炉に施工し、使用電力量を測定したところ、従来の耐火断
熱れんがを施工した場合と比べ消費電力量を約38%削減できることを実証しました。
現在、運輸・産業・民生の分野において、一次エネルギーの半分以上が利用されずに排熱
になっています。このような背景のもと、NEDOは利用されることなく環境中に排出されてい
る膨大な量の未利用熱に着目し、その「削減(Reduce)・回収(Recycle)・利用(Reuse)」
を可能にする要素技術の革新と、システムの確立を目指した「未利用熱エネルギーの革新的
活用技術研究開発」※1を2015年度から実施しています。
窯業、土石分野等において800℃以上の高温で使用される産業/工業炉の操業中に投入され
る熱エネルギーのうち、製品加熱に用いられるエネルギーは30%程度であり、残りは使用さ
れないまま廃棄されています。なかでも1,500℃以上の高温で焼成されるセラミックスの焼成
工程においては、製品の焼成に使用される熱量はわずか数%であり、残りの熱量は道具材や
炉材への蓄熱や排熱ガスとして廃棄されています。特に炉材への蓄熱や炉壁からの放熱など
の断熱材料に起因する廃棄熱量は全体の約45%を占めており、このような使用されずに廃棄
される熱、いわゆる未利用熱を削減するために、高温で使用可能な高強度・高断熱性材料の
開発が望まれています。このような中、NEDOのプロジェクトにおいて、産業技術総合研究所
構造材料研究部門が保有するセラミック多孔体作製技術であるゲル化凍結法※2を用いて、
トレードオフの関係にある高強度と低熱伝導率を両立した高強度高断熱性材料の開発に取り
組んでいます。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20170213_2/pr20170213_2.html
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★☆・・情報ファイル・・☆★
■1) 日本政策金融公庫
中小企業動向トピックス
「全国中小企業動向調査(中小企業編)」
中小企業の景況は、一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに回復している結果
www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_no116_1701_1.pdf
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■2)全国銀行協会
盗難通帳、インターネット・バンキング、盗難・偽造キャッシュカードによる
預金等の不正払戻し件数・金額等調査
http://www.zenginkyo.or.jp/abstract/news/detail/nid/7508/)
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■3)日本総合研究所
中国の起業ブームとベンチャーファイナンスの動向
デジタル技術の発展によって起業が容易になったことに加え、中国では政策の後押
しもあって、起業数が急増しており、インキュベーターなどの支援産業も急速 に拡大
している。
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/rim/pdf/9793.pdf
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■4)日本塑性加工学会
【本部企画行事】【セミナー】【フォーラム】【支部行事□】
【セミナー】
○H29/03/06 第222回塑性加工技術セミナー「塑性加工屋にわかる材料知識 -非鉄系編-」
[東京都立産業技術高等専門学校 品川キャンパス](東京都)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=881
【フォーラム】
○H29/03/16 第70回塑性加工技術フォーラム(チューブフォーミング分科会 公開研究例会)
「ものづくり技術・技能伝承の課題と取り組み」
[東京大学 本郷キャンパス](東京都)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=884
【支部行事□】
☆東海支部
○H29/03/07 第109回見学会「(株)三五三重 線材~冷間鍛造の一貫生産とプレス加工」
[(株)三五三重 三重工場](三重県)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=888
☆関西支部
○H29/03/02 平成28年度 卒業研究発表会
[同志社大学 梅田サテライトキャンパス](大阪府)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=886
○H29/04/28 平成29年度総会「第53期(平成29年度)総会・支部講演会」
[大阪産業創造館](大阪府)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=891
☆北陸支部
○H29/03/06 第26回講演会「若手技術者・研究者-産学官研究交流会」
[金沢工業大学 やつかほリサーチキャンパス](石川県)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=887
□分科会・研究委員会行事□
★プラスチックプロセス分科会
○H29/03/17 総会および第90回研究会「進化するプラスチック―含浸・充填・接合技術」
[山形大学 東京サテライト](東京都)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=889
★プロセッシング計算力学分科会
○H29/04/07 プロセッシング計算力学分科会 平成29年度総会および第57回セミナー
板材成形分科会 第74回セミナー「サーボプレスの開発動向と成形シミュレーション」
[産業技術総合研究所 臨海副都心センター](東京都)
https://www2.jstp.jp/event/event.php?mode=detail&id=890
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■5)新着雑誌
・日刊工業新聞社「機械技術」3月号
<特集>JIMTOF2016にみる最新鋭工作機械と加工技術
http://www.ido21.com/mm/me.17.03.pdf
・日本塑性加工学会「塑性と加工」2月号
<特集>自動車用高強度鋼板と成形技術
http://www.ido21.com/mm/jstp.17.02.pdf
・日本工業出版「機械と工具」3月号
<特集>加工を変える新しい切削
http://www.ido21.com/mm/MT.17.03.pdf
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=●PR=プラスチック工業技術研究会
http://www.plakougiken.com/
プラスチック工業技術研究会=PR●=
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プラスチックに関する技術情報発信プラットフォーム
⇔プラスチックス・ジャパン.com⇔
http://plastics-japan.com/
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