科学技術振興機構 「固溶ナノ合金の量産化技術を確立」~大気汚染物質や温室効果ガスの排出削減により持続可能な社会の実現に貢献~

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆NPOアジア金型産業フォーラム

    GAFA<米国>vsBAT<中国>の間でもがく?日本
急がれる学び
「誰でもわかるDX(デジタルトランスフォーメーション)」への勘所 

             シムックス㈱ 代表取締役 中島 高英

 今、世界中がGAFA<米国>vsBAT<中国>の持つ膨大なデータにより、政
治も経済も含めて新しい戦争が繰り広げられています。
 日本では、経済産業省から「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの
本格的な展開~」というレポートが公表され、①日本の産業が2025年以降、最大12
兆円/年(現在の約3倍)の損失が生じる可能性がある、②いつまでも古いシステム
使っていると時代に取り残されてしまう、③緊急にDX(デジタル革命)にチャレンジ
してGAFAやBATに負けない体質になろうという警告が出されています。
 今回の講師で2代目金型屋からIoTに挑戦する中島氏が、中小企業の勝ち残り戦略
として注目したのが「IT」を武器にした“加工時間の改善”、“プロセス技術の改
善”、“時間マネージメントの改善”です。これらでリードタイムの短縮を図り企業
価値を向上させた実績と東京大学との産学連携で10年の共同研究の経験があります。
 日本の中小企業がこれまで、電気・電子・自動車産業とともに奮闘してきた経験は、
また新たなフェイズに入っても戦える「デジタル革命」への挑戦だと中島氏は日本全
国を走り回わっています。今回、下記のようなテーマで解説をお願いしました。
(1)「IT」を武器にしたきっかけは「NCとコンピューター導入の失敗」から始ま
  る
(2)IoTとは何か 
   4つの視座・視点 > 社会、世界からの視点>メーカーからの視点 >ユーザー
  からの視点 >商社からの視点
(3)ビジネスについて:産学連携東大グリーンICTプロジェクトの活動例
(4)これから ものづくりはどうなるのか

・日 時 2019年10月30日(水)16時~18時
・会 場 ・会 場 日本工業大学神田キャンパス 4F教室
        mot.nit.ac.jp/outline/access/
・申込はこちらへ  FAX用
      npo-admf.org/pdf/1910miraizyuku.pdf
・メール info@npo-admf.org
(1)氏名 (2)社名/所属 (3)電話/FAX (4)e-mail(5)会員/非会員
★定 員 50名
★参加費 1000円 ,会員は無料(当日・入会即無料となり、お得です)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆NPOアジア金型産業フォーラ

            www.ido21.com

        <令 和 元年10月03日 No.42
 
          ■☆金型産業情報 本号目次☆■ 

           科学技術振興機構(JST) 

        「固溶ナノ合金の量産化技術を確立」

  ~大気汚染物質や温室効果ガスの排出削減により持続可能な社会の実現に貢献~  

 
          ★☆・・情報ファイル・・☆★

(1)国立研究開発法人国立環境研究所
約半世紀にわたる日本の一般廃棄物の長期時系列データを公開
一般廃棄物長期時系列データ閲覧システム

(2)大和総研
   調査本部 研究主幹 河口真理子
   「SDGsが推進するESG投資2.0」

(3)みずほ総合研究所
貿易摩擦深刻化や海外経済の減速で 製造業の業況判断は悪化(9月調査)

(4)日本総合研究所
 デジタル化で激変する法人課税の課題

(5)中国総合研究センター
  宇宙版「一帯一路」への道筋―シリーズ・21世紀のスプートニク・ショック(3)

(6)経済産業省
自動走行ロボットによる配送の実現に向けて

(7)明治安田アセットマネジメント
5G から Beyond 5G へ…電波は光に近づく

(8)新着雑誌
  ・日本鍛圧機械工業会
   MF-TOKYO2019 第6回プレス・板金・フォーミング展結果報告号

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 科学技術振興機構(JST) 

         固溶ナノ合金の量産化技術を確立
  ~大気汚染物質や温室効果ガスの排出削減により持続可能な社会の実現に貢献~

 JST戦略的創造研究推進事業において、(株)フルヤ金属と京都大学 大学院理学研究科の北川
宏教授らの研究グループは、これまで安定量産化が困難とされていた数nmの固溶合金(注1)の連
続合成が可能な量産化技術を共同開発しました。この技術により、一般的な液相還元法では困難とさ
れていた1nm級の固溶合金およびその担持触媒の安定な連続合成に成功しました(図1)。
 従来の手法では、固溶ナノ合金を量産化する時に元素同士の混ざり方が不均一で、粒子径分布も広
がってしまい、良質かつ安定して連続的に合成することが困難でした。
 量産化技術を実現するため、ソルボサーマル合成法(注2)を応用した連続フロー型製造装置
(図2)を新たに開発しフルヤ金属に導入しました。合金の品質を均一に保ちながら連続的な生産が
可能であり(図3、4)、この装置構成を基礎とした大量生産にも目途を付けています。
 本合成装置で新たに開発した固溶ナノ合金は、混ぜ合わせることが不可能とされてきた金属から成
る新合金であり、しかも、合金の物理的、化学的な性質はナノスケールまで減少させると劇的に変わ
ることが触媒科学を始めとして多くの研究分野で知られています。開発された固溶ナノ合金は、さま
ざまな排ガスの浄化や原料を基礎化学品やエネルギーに効率的に変換する革新的触媒として期待され、
環境浄化や二酸化炭素の排出が少ない製造技術など、持続可能な社会の実現に大きく貢献するものと
考えられます。すでに、自動車などの排ガス浄化触媒や化学プロセス触媒として評価中であり、国内
外の企業や研究機関との協業により社会実装に向けた開発を進めています。本技術のさらなる応用展
開により、量産化技術がなかった固溶ナノ合金材料の実用化や作製が困難であった新たな固溶ナノ合
金材料の開発が期待されます。
<ポイント>
(1)合金では、構成する原子同士を完全に溶け込ませること(固溶合金)で機能や性能の向上が知
られているが、粒子径が数ナノメートル(nm、ナノは10億分の1)の固溶合金(固溶ナノ合金)
では、製造する量産化技術はなく、社会実装が困難とされてきた。
(2)高温、高圧下での還元速度と冷却速度の同時制御を実現し、1nm級の固溶合金を連続的に合
成できる新たな製造技術を確立した。
(3)多種多様な新たな固溶ナノ合金の開発が可能となり、触媒を始めとしてナノスケールの電子材
料、磁性材料、光学材料への応用が期待される。

・詳 細 www.jst.go.jp/pr/announce/20190930/index.html

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          ★☆・・情報ファイル・・☆★

(1)国立研究開発法人国立環境研究所
約半世紀にわたる日本の一般廃棄物の長期時系列データを公開
一般廃棄物長期時系列データ閲覧システム
www-cycle.nies.go.jp/jp/db/file01/page01.html

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(2)大和総研
   調査本部 研究主幹 河口真理子
   「SDGsが推進するESG投資2.0」
www.camri.or.jp/files/libs/1342/201910021124574204.pdf

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(3)みずほ総合研究所
貿易摩擦深刻化や海外経済の減速で 製造業の業況判断は悪化(9月調査)
www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/DI/tankan191001.pdf

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(4)日本総合研究所
 デジタル化で激変する法人課税の課題
www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/other/pdf/11350.pdf

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(5)中国総合研究センター
  宇宙版「一帯一路」への道筋―シリーズ・21世紀のスプートニク・ショック(3) 
spc.jst.go.jp/hottopics/1910/r1910_aoki.html

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(6)経済産業省
自動走行ロボットによる配送の実現に向けて
www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/jidosoko_robot/pdf/001_03_00.pdf
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(7)明治安田アセットマネジメント
5G から Beyond 5G へ…電波は光に近づく
www.myam.co.jp/market/analyst/upload_pdf/20191001_analyst.pdf

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(8)新着雑誌
  ・日本鍛圧機械工業会
  MF-TOKYO2019 第6回プレス・板金・フォーミング展結果報告号
www.ido21.com/mm/MF.19.10.pdf

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      東京大http://学生産技術研究所
     第1回 未来志向射出成形技術シンポジウム
・日 時 2019年11月27日水曜日 13:00~17:30
(懇親会 17:40~19:00)   
・場 所 東京大学生産技術研究所 An棟コンベンションホール
・参加費 無料
・定 員(申し込み順、定員160名)、懇親会1000円(事前申し込み)
・プログラム
(1)開会の挨拶  東京大学生産技術研究所副所長教授 年吉 洋   
(2)社会連携研究部門「未来志向射出成形技術」の概要
          東京大学生産技術研究所 准教授 梶原 優介
(3)「高機能高付加価値の射出成形技術の技術動向と展望」  
                  金沢工業大学 教授 山部 昌
(4)「未来志向射出成形機の技術課題と展望」
   東洋機械金属(株)プラスター技術本部 開発部長 井上 玲
(5)「射出成形による金属と樹脂との接合技術-最新研究成果の報告-」
          東京大学生産技術研究所 准教授  梶原 優介
(6)「射出成形現象の可視化・実験解析-過去2年間の最新研究成果の報告-」
         東京大学名誉教授・YOKOI Labo代表 横井 秀俊
(7)閉会の挨拶  (同上)              横井 秀俊
(8)< 懇親会(会場;ホワイエ、参加費;1000円) >
    注)参加費は事前申し込み、当日受付支払い
・申込み方法 氏名、所属企業名と住所、部署名、メールアドレス、懇親会
       参加希望を明記の上、高野宛 rtakano@iis.u-tokyo.ac.jp
      
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===========================================●PR=
      一般社団法人型技術協会
         http://www.jsdmt.jp/
      「型技術ワークショップ2019 in いばらき」
www.jsdmt.jp/02workshop/pdf/25_annai.pdf
2019年11月28日(木)講演会・展示会・懇親会(近隣ホテル利用)
2019年11月29日(金)見学会
=PR●==========================================
======================================●PR= 
     www.plakougiken.com/
      プラスチック工業技術研究会
      K2019見本市視察のご案内
・見本市:K2019『第21回国際プラスチック・ゴム産業展』
・期 間:2019年10月16日(水)~10月23日(水)
・周 期:3年に1回
・場 所:デュッセルドルフ見本市会場
・公式ホームページ http://www.k-online.de/
・募集ツアーURL:https://biz.knt.co.jp/worldtechnica/tour/2019/10/k2019/
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    フリーペーパ/タイの産業が解る雑誌
     月間「U-MACHIINE」
     www.u-machine.net/
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アイ・ディー・オー・デジタル出版
Web Magazine 「金型産業情報」代 表 編集長 井戸 潔
〒285-0843 千葉県佐倉市中志津2-23-15
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