日本政策投資銀行 日本のモノづくりを支える金型産業の課題 ~日中比較からの示唆~

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆NPOアジア金型産業フォーラム

 ■2012年8月例会 「第80回・金型産業未来塾」■

   中小企業の「生産拠点を持たない海外展開」戦略

 ~ケーススタディ10社から見たビジネスモデルとは?~

    講 師 日本政策金融公庫 総合研究所 丹下 英明

 サムソン、ホンハイ等アジア企業の台頭は、かつての日本の電気・電子産業が誇ってきた「経営力」、「技術力」というキーワードを打ち砕き、「素早い決断力・マーケティング力」で躍進を続けています。日本の自動車産業は、この二の舞を避ける国際戦略で戦っています。

 わが国の中小企業も海外展開への戦略が求められ、海外現地法人を立ち上げる中小企業が増える一方で、中小企業の海外撤退率は大手企業よりも高く,中小企業は、海外展開で様々な課題に直面しています。経営資源に限りのある中小企業は、海外への直接投資ではなく、資金負担が軽く、海外展開でのリスクも小さい「生産拠点を持たない海外展開」も重要な選択肢の1 つと考えられています。

 具体的には海外企業に対し(1)技術指導を行う、(2)保有している特許をライセンスする、(3)ノウハウを提供する(ノウハウをライセンスする)、(4) 商標(ブランド)の使用許諾を行うといった業務・技術提携ケースがあります。

 今回、日本政策金融公庫 総合研究所 丹下英明講師により、1)「生産拠点を持たない海外展開の現状と課題、2)生産拠点を持たない海外展開に取り組む中小企業10社の調査事例を中心にご紹介いただき、ご参加の皆さんの質疑を踏まえた後、「生産拠点を持たない海外展開」について討論を行います。

★日 時 平成24年8月30日(水)18時~20時

★会 場 日本工業大学神田キャンパス 

      mot.nit.ac.jp/images/submenu/accessTable01.gif

★申込はこちらへ 

      ・ www.npo-admf.org/pdf/12.08.30.miraizyuku.pdf

      ・メール info@npo-admf.org

        (1)氏名 (2)社名/所属 (3)電話/FAX (4)e-mail

★定 員 50名

★参加費 1000円 会員は無料(当日・入会即無料となり、お得です)

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  ■2012年7月例会 「第79回・金型産業未来塾」■

   タイ・中国の2大アジア市場でビジネス展開

  ~30代・3代目社長がグローバル中小企業を目指す~

         講 師 フィーサ(株)代表取締役社長 斎藤 進

 フィーサ?社は、ホットランナー装置を中心に国内の自動車・家電産業に向けて展開をしてきた事業が、海外生産へ移管が始まった影響で2000年をピークに国内の金型関連企業は転換期を迎え始めます。

 特に家電産業は韓国のサムソン・LG、台湾EMS企業群の台頭に大きな影響を受け、進出国での「現地調達」が加速。フィーサ(株)社もその顧客とシェアの減少に見舞われます。すぐ対応し2008年中国、2009年タイに現地法人の設立。

 30代の若社長は時代の変わり目の決断と素早い行動力で対応します。2010年に「金型メンテナンス事業」をタイ工場で立ち上げていたことから、タイ工場は洪水の影響を受けたタイ進出企業のメンテナンス特需が2011年11月~今年3月まで、何と1000型以上の仕事が舞い込むという想像を超える展開となります。と同時に新規金型も増加するという日本では考えられないうれしい悲鳴が出るほど。

 今回、斎藤社長には、タイと中国の金型産業での事業展開の体験を語っていただき、同社の戦略と課題についても触れながら、日系企業が集中するタイ・中国の2大アジア市場での中小企業のビジネスチャンスとは何かについても皆さんと議論してゆきたいと思います。

 <参考 2011年11月10日放映 TV朝日 「タイに進出した日本の町工場」> 

www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/feature/detail.php?news_id=22400&y_m=11-11

★日 時 平成24年7月25日(水)18時~20時

★会 場 日本工業大学神田キャンパス 

      mot.nit.ac.jp/images/submenu/accessTable01.gif

★申込はこちらへ 

      ・ www.npo-admf.org/pdf/12.07.25.miraizyuku.pdf

      ・メール info@npo-admf.org

        (1)氏名 (2)社名/所属 (3)電話/FAX (4)e-mail

★定 員 50名

★参加費 1000円 会員は無料(当日・入会即無料となり、お得です)

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☆7月24日 生産性・成形品品質向上のための金型離型機構 技術講演会

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〔過去のIDOメールマガジン:d.hatena.ne.jp/kappaketsu/archive/ 〕

 

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   ■★IDOメールマガジン本号目次★■  

  日本政策投資銀行 最新レポート

  日本のモノづくりを支える金型産業の課題

     ~日中比較からの示唆~

       

                             

     ★☆・・情報ファイル・・☆★

■1)日本機械工業連合会

   平成24年度機械工業生産額見通し調査結果まとまる

■2)近畿大、金型技術の高度化促進へ大阪東部の企業調査

     ~3年後めどに研究拠点~

■3)(株)グローバル インフォメーション

   世界と中国のタイヤ金型産業の分析(2011~2012年))」販売

■4)新着雑誌情報

   ・日刊工業新聞社「型技術」8月号

   <特集>生産コスト低減に向けた金型加工での省エネ・エコソリューション

    

・素形材センター「素形材」7月号

   <特集>塑性加工における工具損傷・破壊の予測と検出・評価技術

    

・日本金属プレス工業協会「NewsLetter」7月号 

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  日本政策投資銀行 最新レポート

   日本のモノづくりを支える金型産業の課題

      ~日中比較からの示唆~

日本政策投資銀行は、自動車、電気・電子産業等の川下産業の生産拠点が海外シフトするとともに、アジアの金型産業の台頭による金型調達構造(コスト・品質・納期)の変化で、日系大手企業の現地調達が強まり、金型需要の低下が起きており、特に中国の金型産業の状況は、日本の金型産業と対比して国際競争力を強めてきていると分析、その詳細な「日中金型産業の比較」をレポート発表した。

 同レポートは、以下のような構成で日本と中国の金型産業について紹介している。

(1)日本のモノづくりの危機、

(2)日本の金型メーカーの特徴、

(3)日本の金型産業を取り巻く環境の変化、

(4)中国の金型産業の勃興、

(5)中国の金型メーカーの技術水準、

(6)中国の金型産業の課題と政策、

(7)特徴のある日本の金型メーカーの先行的な取組事例、

(8)結び(SWOT分析)

同レポートは日本の金型産業の国際化に関する厳しい環境を指摘しながらも、以下のような提言をしている。

(1)縮小する基盤の補完

  成長市場(新興国)、成長分野(医療・航空・環境・エネルギー等)の取込み

(2)差別化できる領域の選択、集中

  技術優位を生かし、大型・微細・複雑・大量等の領域や安全・ニッチ分野へ特化し、リソースの集中により大ロット対応化cf、成長市場ではニッチでも相応の販売量を確保

(3)収益の安定化

  金型+α(川上、川下等)の併営、取引業種の多様化

(4)「(川上、川下)提携」

  販売機会の拡大と、投資負担・リスクの軽減

(5)ノウハウの継承

  後継者の育成、幅広い協働化での事業継承や人材の吸収等仕組み作りの構築

 <レポート詳細> 

  www.dbj.jp/ja/topics/report/2012/files/0000010396_file2.pdf

 ★☆■・・情報ファイル・・■☆★

■1)日本機械工業連合会

平成24年度機械工業生産額見通し調査結果まとまる

 日本機械工業連合会では、このほど平成24年度見通しの集計結果(調査時点平成24年5月)を発表した。 平成24年度は1.3%増と2年ぶりの増加見込み。

 日本の機械工業は、前年度末に発生した東日本大震災により回復過程をたどっていた生産、輸出への下押し圧力が強まったものの、見込みを上回る早さで供給制約が解消されるなど、景気は緩やかながらも持ち直しの動きが見られた。しかしながら、秋にはタイ洪水の影響により一時的にサプライチェーンが寸断されるなど足踏み状態となり、欧州の金融不安や激しい円高は企業活動に厳しい影響を与えた。

 こうした中で、一般機械、輸送機械、精密機械などが、生産活動の制約が多い条件の下で概ね健闘したものの、情報通信機械、電子部品・デバイスが大きく減少したことにより、平成23年度の機械工業生産額は前年度比1.9%減の67兆4623億円となった。

<概要> www.jmf.or.jp/japanese/survey/mitoushi/24/1.html

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■2)近畿大、金型技術の高度化促進へ大阪東部の企業調査

     ~3年後めどに研究拠点~

   j-net21.smrj.go.jp/watch/news_tyus/entry/20120720-08.html

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■3)(株)グローバル インフォメーション

   世界と中国のタイヤ金型産業の分析(2011~2012年))」販売

 グローバル インフォメーションは、ResearchInChinaが発行した報告書

「Global and China Tire Mold Industry Report, 2011-2012 (世界と中国のタイヤ金型産業の分析(2011~2012年))」の販売を開始した。 

c.filesend.to/plans2/biz_news2u/body.php?nid=NRR2012100906

   

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■4)新着雑誌情報

  ・日刊工業新聞社「型技術」8月号

   <特集>生産コスト低減に向けた金型加工での省エネ・エコソリューション

     www.ido21.com/mm/dmt.12.08.pdf

・素形材センター「素形材」7月号

   <特集>塑性加工における工具損傷・破壊の予測と検出・評価技術

     www.ido21.com/mm/sokeizai.12.07.pdf

・日本金属プレス工業協会「NewsLetter」7月号

     www.ido21.com/mm/jmsa.12.07.pdf